全米の大学で、言論の自由が大幅に制限
最新の調査の結果、全米の大学の88%が言論の自由を制限していることが判明しました。
ファールス通信によりますと、大学構内における言論の自由と正当な法的保護を受ける権利の擁護団体・FIRE「教育における個人の権利財団(Foundation for Individual Rights in Education)」が、全米の478の高等教育機関に対して行った調査の結果、10の高等教育機関のうち9機関が何らかの形で言論の自由を制限していることが判明しています。
FIREはこの調査において、実際に行われている言論の自由の制限の度合いに応じて、アメリカの大学を赤、黄、緑の3つのグループに区分しています。
赤のグループに区分されるのは、言論の自由の制限を目的とした、少なくとも1つの明白な政策を有する高等教育機関です。
黄色に属する機関は、言論の自由の権利を制限するために使用可能な、一般的で曖昧な用語を使用しています。
そして、緑のグループに属する機関は、その政策が表現の自由を深刻な危険にさらさない機関です。
この調査はまた、アメリカの大学の21%が「赤」に区分されており、これは昨年に比べて3%増えていることを示しています。
また、65%の大学は「黄色」に区分されており、これは昨年の63%から増加しています。
そして、調査対象となった全大学の11%に相当する56の単科大学は、言論の自由を制限する政策を持たない「緑」の区分に属するとされています。
この報告は、全米の大学や教授が自らの意見を表明すれば何らかの処罰を受けることになるという現実を示しています。
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