米で、自宅に入ろうとした黒人男性を保安官代理が射殺
12月 09, 2020 21:20 Asia/Tokyo
米中西部オハイオ州コロンバスで先週末、逃亡犯を追跡任務を遂行中の保安官代理が自宅に入ろうとした黒人男性、犯人と誤認して射殺するという事件が発生しました。
CNNによりますと、米当局が9日水曜までに明らかにしたところでは、射殺されたこの男性は追跡対象の人物ではなく、ケーシー・グッドソンさん(23)で、撃ったのは勤務歴17年のフランクリン郡保安官事務所所属で、連邦保安局の逃亡犯追跡の特殊部隊に従事し、発砲当時は暴力犯を追っていたジェーソン・ミード保安官代理です。
コロンバス警察によると、グッドソンさんは銃を隠して所持する許可を保有し、発砲時には合法的に武器を所持しており、またグッドソンさんの家族代理人であるウォルトン弁護士の話では、グッドソンさんには犯罪歴はなく、いかなる捜査の対象にもなっていなかったということです。
また、ミード保安官代理は任務中に銃を所持した男性を発見と報告し、状況を調べていたところであり、発砲の前には言葉のやり取りがあったとしています。
CNNは保安官事務所にコメントを求めたが、返答は得られていません。
今回の事件に関しては、警察に加え、オハイオ州南部地区連邦検事とFBIも連邦公民権法違反の捜査を開始しており、コロンバス警察のトーマス・キンラン署長は「最大限の透明性と真実への明確な道が確保される」と語りました。
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