世界の首脳陣が、温室効果ガス排出量の削減を強調
(last modified Sun, 13 Dec 2020 10:32:19 GMT )
12月 13, 2020 19:32 Asia/Tokyo

気候変動対策に関する「パリ協定」が採択されてから12日土曜で5年となるのに合わせて開かれたオンライン会合「The Climate Ambition Summit 2020」の参加者らが、2050年までに温室効果ガス排出量の削減を達成するとした政策実施の必要性を強調しました。

イルナー通信によりますと、この会合のホスト国であるイギリスのジョンソン首相は、その発言の中で、イギリス政府が2030年までに、1990年と比較して68%の二酸化炭素を削減すると約束しました。

イギリスとともにホスト国を務めたフランスのマクロン大統領も、「EUも2030年までに二酸化炭素の排出量を70%削減することを視野に入れている」と述べました。

チリのピニェラ大統領も、「現在のテクノロジーは、我々が確信をもって環境問題の解決を考えるよう促している」としました。

イタリアのコンテ首相は、世界的な取り組みにもかかわらず依然として二酸化炭素量が増加していることに懸念を示しました。

この会合で演説した首脳のひとり、中国の習近平国家主席は、気候問題解決のために、一極主義的行動の節制、全諸国の努力の増加、気候変動制御と緑化への信頼強化という、3つの提案を行いました。

EUのフォンデアライエン欧州委員長も、「EUは、二酸化炭素に資金を費やそうとする全ての人々と協力するつもりだ」と述べました。

この会合は、イギリスとフランスの協力により、世界75か国の首脳、企業や民間機関の代表らが出席して開催されました。

 

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