米当局、「新型コロナワクチンは接種はホワイトハウス高官らが優先」
(last modified Mon, 14 Dec 2020 11:08:34 GMT )
12月 14, 2020 20:08 Asia/Tokyo
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米国で始まる新型コロナワクチン接種が、ホワイトハウスの高官を優先的に行われることが明らかになりました。

CNNによりますと、 ホワイトハウス当局者の1人と事情に詳しい関係者が明らかにしたところでは、政府高官らへの接種は今週中にも始まり、そのほかの政権当局者らも、数日中に接種を受ける見通しです。

アメリカでは、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンが国内での緊急使用が承認されたことを受け、週明けから接種が始まります。

政権当局者の話では、ワクチン接種はまず国立衛生研究所(NIH)の医療従事者、特にNIH臨床センターで集中治療室(ICU)を担当する医師、看護師らが最優先とされ、NIH国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のファウチ所長ら幹部がこれに続くとされています。

ホワイトハウス内ではこれまでに複数のクラスターが確認され、秋にはトランプ大統領自身も感染しています。

特にトランプ氏やそのスタッフが米疾病対策センター(CDC)が発表したマスク着用や対人距離確保の指針を繰り返し無視しする一方、トランプ氏は今月9日、大統領選での敗北宣言をしないまま、アメリカ国内でのワクチン接種優先を命じる大統領令に署名するという、矛盾した行動に出ました。

現在、アメリカは新型コロナウイルスの感染者数が累計で1634万713人、死亡者数は30万2141人でいずれも世界でワーストを記録しており、特に黒人などの有色人種の感染率は白人の4倍というデータが出ています。

 

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