EUが、米での死刑再開に遺憾の意を表明
(last modified Thu, 14 Jan 2021 09:27:16 GMT )
1月 14, 2021 18:27 Asia/Tokyo

EUが声明を発表し、アメリカでの70年ぶりの女性の死刑執行に遺憾の意を表明しました。

米インディアナ州テレホートで最近、連邦最高裁の判決によりリサ・モンゴメリー死刑囚(52)の刑が執行されました。

同死刑囚は、減刑を求めていましたが却下され、最終的に薬殺刑となっています。

イルナー通信によりますと、EU外務安全保障政策上級代表事務所はこの声明において、「EUは、犯罪者の訴追のため、無条件で事件の被害者とその遺族の側にしっかりとつく。しかし、死刑は人間の尊厳と生命の権利とは相容れないものであり、その有効性は証明されていない」と表明しました。

EUはアメリカに対し、トランプ政権末期に連邦裁判所から下された死刑判決の中止を求めるとともに、「これらの判決は、死刑廃止を求める国際的な運動に反している」としています。

さらに、「EU欧州連合は、あらゆる状況において無条件で死刑に強く反対し、世界で死刑を廃止する努力を惜しまないだろう」と表明しました。

昨年7月に米国最高裁判所は、同国司法省に対し死刑再開を許可しました。

ここ数ヶ月、トランプ現米大統領は死刑執行プロセスを加速させています。

トランプ氏は、支持者による米議会の建物への最近の攻撃後にも、バイデン政権発足までにさらにモンゴメリー死刑囚を含む3人の刑執行を命じるつもりであると発表していました。

 

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