トランプ氏、米国内からの中国製ドローンの排除を命令
1月 19, 2021 18:28 Asia/Tokyo
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中国製ドローン
トランプ米大統領が退任を明日に控えた中で、同国の全政府機関に対し、中国製ドローンの米政府保有機材からの排除および、国内での使用停止を指示する大統領令に署名しました。
ロイター通信が18日、米ワシントンから報じたところによりますと、今後24時間以内にホワイトハウスを去るトランプ氏は同日、アメリカの全政府系機関に命令を出し、政府保有機材について、中国だけでなく、ロシアやイラン、北朝鮮などの企業が製造したドローンの安全保障上のリスクも検証して政府のドローン部隊に報告するよう求めています。
また、各政府機関に対し、安全保障上のリスクを軽減するために講じられる措置を挙げることも指示し、正当な場合は、対象となるドローンの連邦政府による使用の全面禁止もあり得ることを示唆しました。
米商務省は先月、商業用ドローン世界最大手であるSZ・DJIテクノロジーを含む中国企業数十社を事実上の禁輸リストである「エンティティー・リスト」に追加しています。
米内務省は昨年1月、保有する中国製ドローン約800機の使用を原則的に停止し、緊急使用のみ認めることを明らかにしました。
さらに、バーンハート米内務長官は昨年10月、同省による中国製ドローンの新規購入停止を指示しています。
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