2020年の対外直接投資 対米は大幅減、対中は増加
1月 25, 2021 19:24 Asia/Tokyo
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国連貿易開発会議(UNCTAD)
国連貿易開発会議(UNCTAD)は24日、2020年の海外直接投資(FDI)に関する報告書を発表し、対米FDIは前年比49%減の1340億ドルだったと明らかにしました。
米CNNによりますと、 対中FDIは対照的に同4%増の1630億ドルとなりました。対中FDIが対米FDIを上回ったのは2020年が初めてになります。
米国をはじめ世界各地でFDIが落ち込んだのは新型コロナウイルスによる影響が大きいものの、米商務省によれば、海外からの米国への投資はそれ以前から、2015年の4400億ドルをピークに大きく落ち込んでいます。トランプ前大統領による独善的な通商政策は、海外からの投資にとって打撃となり、外国企業は米国に背を向けはじめました。
報告書によれば、対米FDIで昨年最も大きな落ち込みをみせたのは卸売業や金融サービス、製造業といった分野です。
一方、中国の爆発的な経済成長や新型コロナウイルスからの急速な復活がFDIの急増につながり、2020年の経済成長は世界の多数の国々がマイナスに落ち込むなか、中国は2.3%増となりました。
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