米警察が、無防備な状態の若者に発砲して殺害
2月 07, 2021 21:11 Asia/Tokyo
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19歳の若者クリスティアン・ホールさん
アメリカで、降服の意を示して両手を挙げていた無防備な若者が、警察の銃弾を受けて死亡する様子を映した映像が公開されました。
ファールス通信によりますと、精神的な問題を抱えていた19歳の若者クリスティアン・ホールさんは、昨年12月30日、米ペンシルベニア州モンロー郡ハミルトンで警察の銃弾を受けて死亡しました。ホールさんの遺族は、当局に事件の状況説明を求めています。
この映像は、公民権を専門とする弁護士ベンジャミン・クランプ氏がツイッター上で公開したものです。
クランプ氏は、昨年白人警官によって殺され、その死が世界の多くの国々での反人種主義デモにつながったアメリカの黒人男性、ジョージ・フロイドさんの遺族の代理人を務めています。
病院でホールさんの死亡が確認されたことを受け、警察当局は声明を発表し、ホールさんが銃器を所持していたと主張しました。
一方、新たに公開された映像からは、ホールさんが警察の銃弾を受けた際、両手を上に挙げていたことがはっきり分かります。
それにもかかわらず、ホールさんの死に関わった警官たちは、先日から職務に復帰しています。
米市民に対する警察の暴力的な行動を映した映像の公開により、この数か月間アメリカ全土では抗議活動が行われています。
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