米ニューヨーク市で、ホームレスの人々への刃物襲撃が続発
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米ニューヨーク市でのホームレスの人々
米ニューヨークの地下鉄で、ホームレスの人々に対する刃物による襲撃が続発し、2人が死亡、数人が負傷しました。
ロイター通信によりますと、ニューヨーク市警察のシーア本部長は13日土曜午後の記者会見で、12日金曜朝から13日土曜未明にかけ、同市マンハッタン区とクイーンズ区を結ぶ地下鉄A系統の車内やホームでホームレスの男女4人が鋭利な刃物で襲われ、このうち2人が死亡したと語り、地下鉄のパトロール要員を500人増員すると発表しました。
警察幹部は、マンハッタン区北部の181丁目駅構内で12日朝、67歳の女性が覆面をした犯人に刺され、現在近くの病院で手当てを受けた、と発表しました。
この被害者は現在入院中です。
続いて同日午後11時半ごろ、クイーンズ区のファー ロックアウェイ-モット ストリート駅で、成人男性が首と胴体を刺され、車両内で死亡しているのが見つかりました。
その約2時間後、207丁目駅で車両内で意識不明の状態となった44歳の女性が見つかりました。この女性には複数の刺し傷があり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
さらに、刃物による4件目の襲撃事件では、43歳の男性が4回目の暴行で181West StreetStationで背後から襲われました。
さらに20分後、1人目が刺されたのと同じ駅から43歳の男性が緊急通報しました。男性は駆け付けた警官らに見知らぬ男に背中を刺されたと訴え、病院へ運ばれて手術を受けました。
同幹部は、同一人物による犯行の可能性もあるとみて捜査していると語っており、警察は市民らに、目撃情報の提供を呼び掛けています。
2019年10月の初め、ニューヨーク警察は、ニューヨークの中華街で4人のホームレスの人々を殴打しようとして金属パイプを使用した容疑で、24歳の男性を逮捕しています。
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