H5N8型鳥インフル、ロシアで人への感染を初検出
2月 22, 2021 20:03 Asia/Tokyo
世界保健機関(WHO)は20日、ロシアから病原性の高いH5N8型鳥インフルエンザウイルスの人への感染が見つかったと報告があったことを確認しました。
米CNNによりますと、WHO欧州事務局の報道担当者は声明を発表し、「確認されれば、この型が人に感染した初めてのケースになる」と述べました。
初期情報によれば、鳥と接触した作業員らが感染したが全員無症状で、人から人への感染は報告されていないということです。
ロシア国営タス通信によれば、消費者権利・福祉監督庁の責任者が20日のテレビ会見で、同国南部で養鶏場の作業員7人からウイルスが検出されたと発表しました。
ロシア保健当局は情報を収集し、市民への影響を調査する方針を示しました。
鳥インフルにはさまざまなウイルス株があります。人への感染はほとんどの場合、感染した家禽やその唾液、排せつ物などが付着した物に触れることで起きます。
H5N8型は2014年、ドイツやオランダ、英国の農場で家禽に感染が広がりました。
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