駐国際機関ロシア代表「IAEA理事会は核合意に対し責任あるアプローチを取るべき」
2月 27, 2021 17:30 Asia/Tokyo
在オーストリア・ウィーン国際機関のウリヤノフ・ロシア常駐代表が、IAEA国際原子力機関理事会の35のメンバー国には核合意の完全復活に関する共通の責務があると強調しました。
イルナー通信によりますと、ウリヤノフ代表は27日土曜、ツイッター上で、「29日月曜のIAEA理事会の会議開始をもって、理事国の責務により、「同理事会メンバーの責任により、議論が核合意の完全な復活ための外交努力に悪影響を及ぼさないことが保証される」と語りました。
数日前には、ロシアのラブロフ外相もアメリカ新政権に対し、核合意の復活に向けた努力を増やすよう求めていました。
イランとIAEAは今月21日、核合意により定められたイランでのIAEA査察やNPT・核兵器不拡散条約の追加議定書の実施が停止され、単にセーフガード(保障措置)関連の責務のみが実施されることで合意しました。
イラン国会の決議書により、今後IAEAに対しては、保障措置を超える施設への立ち入りや査察は一切許可されません。
イランは、アメリカが2018年5月8日違法に核合意から離脱したことを受け、核合意の他の関係国がその責務を履行することを条件に、核合意を維持しようとしましたが、ヨーロッパ3カ国は、約束の実行に向け具体的な行動を取っていません。
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