米NY州のクオモ知事に、またもセクハラ疑惑が浮上
(last modified Sun, 28 Feb 2021 08:54:17 GMT )
2月 28, 2021 17:54 Asia/Tokyo
  • 米ニューヨーク州のクオモ知事
    米ニューヨーク州のクオモ知事

 米ニューヨーク州のクオモ知事に対し、またもやセクハラ疑惑が浮上しています。

米紙ニューヨークタイムズが27日土曜、報じたところによりますと、昨年11月までクオモ氏の補佐官として保健政策顧問を務めていたシャーロット・ベネット氏(25)が昨年6月、州都オールバニにある同氏の事務所で2人だけになった時に個人的な質問を受けた、と告白しました。

またこれ以前にも、元顧問のリンゼイ・ボイラン氏が24日、投稿サイト「ミディアム」への書き込みで、2018年にクオモ氏とニューヨーク市内の事務所で打ち合わせをした後、唇にキスされたと主張しています。

クオモ氏は行為を否定していますが、州上院のスチュワートカズンズ民主党院内総務が懸念を示し、ホワイトハウスのサキ報道官や政敵のデブラシオ・ニューヨーク市長が調査の必要性を指摘するなど、同じ民主党の内部から批判的な声が上がっていました。

クオモ氏はまた、自分は20代の女性と関係を持つ気があると語ったとされ、ベネット氏はこれを明らかに性的関係への誘いと解釈した、ということです。

同紙の報道に対して、クオモ氏は27日、相談相手になっただけでベネット氏に迫ったことはなく、不適切な行動に出ようしたこともないとの声明を発表するとともに、この問題に関する「外部調査」を要請したと述べ、「調査が完了するまではこれ以上コメントしない」と言明しました。

クオモ氏は最近、ニューヨーク州内の高齢者施設でのコロナ関連死者に関する情報の隠蔽や、偽りの報告提出などをめぐり、強く非難されています。

これまでにも、アメリカの政治家の間でのモラル面でのスキャンダルは数多くの前例があり、父ブッシュ氏やビル・クリントン氏、トランプ前大統領、さらにはバイデン現大統領などはメディアに取り上げられた事例の氷山の一角に過ぎません。

アメリカでは、セクハラや性的暴行事件の発生件数が非常に多く、セクシャルハラスメントや性的暴行の被害体験を告白・共有する際にSNSでは #METOO のハッシュタグが盛んに使われています。

 

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