アジジ、戦火のレバノンで人々を励ます
11月 28, 2024 20:51 Asia/Tokyo
98年フランスW杯アジア最終予選でイラン代表として日本とも対戦したホダーダード・アズィーズィー(アジジ)さんがレバノンを訪問し、戦火の中にある人々を励ましました。
【ParsTodayイラン】今回レバノンを訪れたのは、イラン・レスリング協会のアリーレザー・ダビール会長、男子フットサル代表のヴァヒード・シャムサーイー監督、そしてホダーダード・アズィーズィーさんの3人です。
3人はイスラエル軍の攻撃にさらされたベイルート南部ダヒヤを訪れ、殉教者遺族らを慰問したほか、イスラエルによる犯罪を非難しました。
その後は難民キャンプにも足を運び、キャンプに身を寄せる人々と交流し、子供たちとサッカーに興じました。
アズィーズィーさんは1992年から2005年までイラン代表として活躍。1996年、AFC年間最優秀選手賞受賞。1997年11月16日に行われたフランスW杯アジア最終予選・イラン対日本戦ではフォワードとして出場し、後半開始直後にゴールを決めて同点に追いつくなど、日本を脅かす強力な選手でした。また、この試合前日には車いすに乗って報道陣の前に現れたものの、試合ではスターティングメンバーとして出場したことから、日本サポーターの間では「車いす事件」「アジジ事件」などとして話題になり、広く知られることになりました。
イランでは、こうした有名人のみならず、一般市民の間でもレバノンの人々に向けて様々な形で支援を届ける運動が広がっています。
こうした中、レバノンとイスラエルとの間の停戦合意が27日から発効しました。これが恒久的な停戦につながるのかは、予断を許しません。
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