米で雪崩による死者続出、新型コロナも一因か 
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米国各地でこの冬は雪崩の発生が相次ぎ、死者が続出していますが、その一因として、一部の専門家は新型コロナウイルスとの関係を指摘しています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
3月 01, 2021 14:57 Asia/Tokyo

米国各地でこの冬は雪崩の発生が相次ぎ、死者が続出していますが、その一因として、一部の専門家は新型コロナウイルスとの関係を指摘しています。

米CNNによりますと、コロラド雪崩情報センター(CAIC)は、米国でこの冬に雪崩のために死亡した人は33人に上り、過去最高だった2008年と2010年の36人に迫っているとしました。

しかし気候変動と新型コロナウイルス関連のトレンドが組み合わさって、今シーズンの死者は史上最多になる可能性もあります。

米海洋大気局(NOAA)によれば、雪崩は斜面と積雪、トリガー(誘因)の3つの要素がそろうと発生します。

地面に降り積もる雪の性質は、それぞれの暴風雪ごとに異なります。今年は深い部分に脆弱(ぜいじゃく)な雪の層が堆積(たいせき)し、その上を強固な雪の層が覆っていることから、表面は非常に不安定な状態になっているということです。

CAICのブライアン・レイザー氏は「今年の積雪は非常に危険な状態だ。およそ10年に1度しか起きない特殊な状況にある」「こうした状況では非常に雪崩が発生しやすい」と解説しています。

ユタ雪崩センターによれば、雪崩事故の約90%は、被害者や被害に遭ったグループの一員がトリガーとなって誘発されます。

米全土で新型コロナウイルスの流行が続く中、今シーズンは人込みを避けて自然を楽しもうと山間部に出かけ、スキーやスノーボードをする人がかつてなく増えました。

オハイオ州マンスフィールドにあるスキー場は、昨年の冬に比べてビジター数が60%増となっています。

米森林局・国立雪崩センターのカール・バークランド局長によれば、こうした傾向は、多くの公立公園や国立公園も含め、全米で共通しているものの、今年は雪が脆弱な状態にあることから、ウィンタースポーツは例年以上に危険度が増しているとし、「公有地の利用が激増し、スキーやスノーボードに出かける人が増えて、潜在的トリガーが増えている」「パンデミックのために田舎へ行く人が確実に多くなり、それによって雪崩事故に遭う確率が高まった」と述べています。

CNNの気象専門家デレク・バンダム氏も、脆弱な雪と田舎に出かける人の増加が組み合わさって、雪崩による死者が増える一因になったと見ています。

ユタ雪崩センターの予報官グレッグ・ゴードン氏によれば、そうした人たちの多くはウィンタースポーツの経験がなく、地形のこともよく知らず、雪崩救助の装備も持ち合わせていないといいます。

ゴードン氏は、出かける前に雪崩予報を確認し、シャベルや無線信号を発信して雪に埋まった被害者の位置を特定するためのビーコンなどの装備を携帯するようアドバイスしています。

 

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