米で、マスク着用をめぐる喧嘩により警察官が死亡
(last modified Wed, 03 Mar 2021 05:54:33 GMT )
3月 03, 2021 14:54 Asia/Tokyo
  • 米・ニューオーリンズ市警の警察官
    米・ニューオーリンズ市警の警察官

米・ニューオーリンズ市警の警察官(38)が、マスクを着用していないことを理由にある選手のバスケットボールの試合への出場を阻止した結果、銃を向けられ射殺されました。

米ABCニュースは、アメリカの警察官が高校バスケチームのメンバー、ジョン・シャラーホーン容疑者とバスケットボール試合会場のスタッフとの間の論争を解決しようとしたところ、警察官自身がこの諍いの犠牲となった、と報じています。

この喧嘩が発生したきっかけは、試合会場のスタッフがマスクを着用していなかったことを理由に、シャラーホーン容疑者の入場を阻止したというものでしたが、警察の介入後に、シャーラーホーン容疑者が発砲して警察官を射殺しました。

ニューオーリンズ警察によりますと、警察官へ発砲したことで、シャラーホーン容疑者は現場にいた他の警官らにより現行犯逮捕され、現在「一級殺人」の容疑で起訴されています。

アメリカの報道各社によりますと、同国では新型コロナウイルス対策対策としてのマスク着用義務付けをめぐる争いに関した、暴力事件の数が増加しています。

昨年7月にも、同国ヴァージニア州の男性がマスク未着用を理由に、マスクを着用していたほかの人物により刃物で襲撃される、という事件が発生しました。

さらに同年5月にもイリノイ州で、マスク着用をめぐる争いで、ガソリンスタンドの従業員がある男性との殴り合いを起こしています。

現在、アメリカでの新型コロナウイルスへの感染者数および、それによる死亡者数はいずれも世界最多となっています。

 

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