3月 30, 2021 15:51 Asia/Tokyo
  • ブリンケン国務長官
    ブリンケン国務長官

米国家情報長官室が、サウジの反体制派ジャーナリスト・カショギ氏暗殺にサウジのムハンマド皇太子が関与していた報告を公表しているにもかかわらず、ブリンケン米国務長官は、同皇太子をこの事件の犯人と呼ぶことを避けました。

ブリンケン国務長官は、米CNNとのインタビューにおいて、ムハンマド皇太子について、カショギ氏暗殺への関与を理由とした殺人犯という言葉の使用を避けました。

そして、ムハンマド皇太子への間接的な懲罰に関するバイデン政権の決定を支持し、殺害に関与した者たちへの制裁について言及しました。

米国家情報長官室は先月、トルコ・イスタンブールにあるサウジ領事館内でのカショギ氏殺害事件に関する報告書を公表しました。それによれば、ムハンマド皇太子は2018年、イスタンブールでのカショギ氏拘束および暗殺作戦に同意していました。

バイデン政権はこの報告書の公表後、複数のサウジ高官を制裁対象に指定し、さらに76人のサウジ国籍者とその家族のアメリカ入国を禁止することを表明しました。しかしその一方で、殺害を指揮したムハンマド皇太子に対しては、一切の措置を回避しています。

アメリカに居住し米ワシントン・ポスト紙の記者をしていたカショギ氏は、ムハンマド皇太子を批判する記事を複数執筆していましたが、2018年10月、在トルコ・サウジ領事館内部でサウジ要員の手により、おぞましい方法で殺害されました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ