米で、フロイドさん事件有罪判決後の24時間に、米警察の発砲で6人死亡
(last modified Sun, 25 Apr 2021 08:41:23 GMT )
4月 25, 2021 17:41 Asia/Tokyo

昨年5月に米ミネアポリスで黒人市民ジョージ・フロイドさんを殺害したショービン被告が有罪判決を受けてから24時間以内に、米国では少なくとも6人が警察に殺害されました。

AP通信によりますと、昨年5月にミネソタ州ミネアポリスでの黒人市民ジョージ・フロイドさんを殺害した罪で起訴されていた元警察官デレク・ショービン被告が有罪判決を受けて、この事件がひと段落した一方、この判決からわずか24時間もたたないうちに6人が国内で警察の発砲により死亡したことから、警察の暴力の終結と正義の徹底に向けて新たな要求が沸き起こっています。

フロイドさん殺害事件の判決文が朗読される直前には、オハイオ州コロンバスで黒人市民のマカイア・ブライアントさん(16)が警察に射殺されました。

また、フロイドさん殺害事件の判決言い渡しから24時間弱で、マサチューセッツ州ウースターで31歳の男性が警察の発砲により殺害されています。

さらに、ノースカロライナ州エリザベスシティーでは42歳の黒人男性、アンドリュー・ブラウンさんが警察の凶弾に倒れました。

この事件の詳細は明らかにされていませんが、目撃者はブラウンさんが警察の逮捕から逃れようとして撃たれたと証言しています。

そしてこの日には、カリフォルニア州エスコンディードでも白人男性1名が米国警察の暴力の犠牲者となりました。

米紙ニューヨークタイムズが、銃による暴力に関する情報データを扱う複数のウェブサイトやニュースメディア、警察の発表などから得た情報をまとめたところによりますと、裁判で事件の証言が始まった3月29日から今月17日まで、アメリカでは少なくとも64人が警察によって殺害され、その半数以上を黒人とヒスパニック系が占めています。

アメリカでは、非白人市民に対する警察の暴力が頻発していることから、各州で大規模な緊張や騒乱が発生しています。

 

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