アメリカ大統領、「アメリカには人種差別と不平等が存在」
May 08, 2016 18:33 Asia/Tokyo
アメリカのオバマ大統領が、アメリカに人種差別と不平等が存在することを認めました。
ファールス通信によりますと、オバマ大統領は7日土曜、ワシントンでハーバード大学の卒業生を前に演説し、「この30年間において、アメリカでは人種間の関係に進歩が見られたが、それでもまだこの件に関してはなすべきことが山ほど残っている」と述べています。
また、「アメリカは、経済的な機会において人種間の格差があり、わが国全体の失業率は5%だが、黒人に関しては9%となっている」としました。
さらに、アメリカでの収監者の数についても、「近年、この問題については改善が見られず、現在わが国における収監者数はおよそ220万人であり、これは1983年の時点の50万人よりはるかに多い」と語っています。
オバマ大統領はまた、「黒人の収監者数は、白人の6倍である」とし、ハーバード大学の卒業生に対し、議会に影響力を及ぼすことで、刑法の改善のために措置をとらせるよう求めました。
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