トランプ氏、ホワイトハウスへの復帰に野心
(last modified Wed, 02 Jun 2021 12:03:16 GMT )
6月 02, 2021 21:03 Asia/Tokyo
  • アメリカのトランプ前大統領
    アメリカのトランプ前大統領

アメリカのトランプ前大統領は、バイデン政権の発足から数か月が過ぎてもなお、大統領選での敗北を認めず、8月までに大統領職を奪還すると述べています。

米インディペンデント紙の報告によりますと、2020年の米大統領選においては大規模な不正を証明するものは何もなかったにもかかわらず、トランプ氏はいまだに選挙に関する根拠のない陰謀論を繰り返し、選挙は自身の手から盗まれたと主張しています。

CNN記者のドニー・オサリバン氏は1日火曜、ツイッターで「ミャンマーのようなクーデターをアメリカ国内で実行するというような話は、トランプ支持者やQアノンの信奉者たちの間で何ヶ月もの間好まれている」と書き込みました。

ニューヨークタイムズ紙のマギー・ハーバーマン記者は、ツイッターでのオサリバン氏への返信で「トランプ前大統領は自身と関係のある複数名に、8月までに大統領職に復帰することを期待していると語った」と書いています。

これに先立って、トランプ政権時代の国家安全保障問題担当大統領補佐官であったマイケル・フリン氏は、現政権に対するクーデターの実行を望む発言をしています。

トランプ氏は大統領選での敗北後、民主党による大規模な不正があったと主張し、様々な州で数十に及ぶ訴訟を起こし、そのほぼ全てで敗訴しています。さらには、今年1月6日、トランプ支持者らが上下両院合同会議での選挙人開票作業の日に議会議事堂を襲撃し、複数が死亡または負傷しました。

バイデン政権が始動して数か月が経過しているにもかかわらず、ロイター通信と調査会社イプソスが行った合同世論調査によると、共和党支持者の大半がトランプ氏を本当の大統領であると認識しており、昨年の大統領選では不正が行われたと考えているということです。

 

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