原油価格高騰、再び1バレル=100ドル台の可能性も
6月 24, 2021 17:58 Asia/Tokyo
世界の石油大手経営陣は、石油・ガス分野への投資不足が将来的に市場での供給不足を引き起こすとして、原油価格は上昇を続け、再び1バレル=100ドル台にのる可能性があるとの見方を示しました。
ブルームバーグによりますと、ブレント原油が最後に1バレル=100ドルを超えたのは2014年9月です。
石油・ガス部門への投資不足は、現在の価格上昇の一因となっています。米石油大手エクソンモービルのダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)によると、短期的には、石油価格のさらなる上昇が最も可能性が高いといいます。
また、ロイヤル・ダッチ・シェルとトタルエナジーズ(旧トタル)の上層部も、原油価格は1バレル=100ドルまで上昇する可能性があると予測しています。トタルエナジーズのパトリック ・プヤンネCEOは「1バレル=100ドルに達するチャンスはあるが、今後数年間は、再び低価格を目にすることになるだろう」と述べています。
新型コロナウイルス禍からの景気回復への期待が高まっていることから、世界的な原油高が続いています。
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