IMF専務理事が、コロナ禍からの回復における「危険な乖離」発生に警鐘
7月 06, 2021 14:03 Asia/Tokyo
IMF国際通貨基金のゲオルギエバ専務理事が5日、新型コロナウイルスの世界的大流行からの回復過程で、富裕国と発展途上国との間に「危険な乖離」が生じていると警告しました。
ロイター通信によりますと、ゲオルギエバ専務理事はパリ平和フォーラムで、米国など富裕国の力強い成長は「良いニュース」であるものの、途上国では低水準のワクチン接種率が阻害要因になっていると指摘し、「これは成長の統一性に加え、世界の安定性および安全性に危機をもたらしている」と述べました。
同フォーラムに参加したWTO世界貿易機関のオコンジョイウェアラ事務局長も同様の懸念を表明し、ラテンアメリカ、中東、アフリカなどワクチン接種率が低い地域では成長が非常に低調になる「K字型の回復」について警鐘を鳴らしました。
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