キューバ大統領、「国内での抗議運動の発生に米国が関与」
7月 12, 2021 19:55 Asia/Tokyo
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キューバでの抗議運動
キューバのディアスカネル大統領は、コロナ対策関連制限やワクチン接種方法を巡る、同国民の抗議運動の発生にアメリカの陰謀や干渉行為が見られる、と発表しました。
ロイター通信によりますと、ディアスカネル大統領は、国営テレビでの演説の中で、キューバ国内での最近の情勢不安の責任はアメリカにあるとした上、支持者らに対し、これらの煽動行為への対抗を呼びかけています。
また、「抗議者の多くは、SNS上でのアメリカのプロパガンダ的なキャンペーンや傭兵などに煽動されている」とし、「今後の煽動行為に容赦しない」と警告しました。
キューバで現地時間の11日日曜、数千人の市民らが首都ハバナからサンティアゴまでの街道に繰り出し、コロナ流行対策に関する制限、ワクチン接種のプロセス、政府の無関心ぶりに抗議し、失望感を示しました。
こうした抗議の一方、キューバは長年に渡り、米歴代政権による圧政的な制裁を受けており、コロナ流行やそれによる経済への影響で、キューバ政府が食品や医薬品の確保において抱えている問題は倍増しています。
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