オックスファム、アメリカの鶏肉加工業者の非人道的な労働条件を報告
(last modified Sat, 14 May 2016 11:53:03 GMT )
May 14, 2016 20:53 Asia/Tokyo
  • オックスファム、アメリカの鶏肉加工業者の非人道的な労働条件を報告

イギリスの反貧困NGO・オックスファムが、報告を発表し、アメリカの鶏肉加工業の従業員は、勤務中にトイレ休憩もできず、このため勤務時間中に紙おむつを使用せざるを得ないという中で、恐怖を感じながら仕事をしているとしました。

フランス通信によりますと、この調査によれば、大手鶏肉加工業者の従業員25万人のほとんどは、トイレに行くこともできず、これは職場の安全に関するアメリカの法律に対する、明らかな違反だと語っているということです。

オックスファムはまた、彼ら従業員は、人間の基本的な必要性が否定されている状態に合わせようとしており、おむつを着用して生産ラインを維持しており、これは体内の水分を危険なレベルまでに減少させることになるとしています。

世界最大の鶏肉加工企業、タイソン・フーズは、「自社工場ではトイレ使用の希望を却下することを容認していない」としました。

この企業はまた、「我々はこの明確な根拠のない疑惑について懸念しており、これまでにこの疑惑の証拠を入手しておらず、トイレ使用に関する規則が実施されているかを調査する」としました。

オックスファムは、アメリカの反差別団体Southern Poverty Law Centerが、アラバマ州の266人の従業員に対して行った調査を根拠としています。

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