地震被災のハイチ、病院に負傷者あふれる 死者2189人に
8月 19, 2021 17:41 Asia/Tokyo
マグニチュード7.2の地震に襲われたカリブ海の島国ハイチでは、生存者が病院にあふれ、早急な治療が必要な状況となっていることを、医療従事者が明らかにしました。
米CNNによりますと、ハイチ市民保護当局は18日、同国南西部を襲った地震によって、少なくとも2189人が死亡したほか、1万2268人以上が負傷したと明らかにしました。死傷者の数はさらに増えるとみられていますが、人的・物的資源の不足をはじめ、大雨によって引き起こされた土砂崩れが道路を寸断するなどして捜索救助活動は難航しています。
現在、地震によって人道的危機に陥り支援を必要としている人の数は推計60万人と見られ、少なくとも7万5000軒の家屋が損傷するか破壊されたということです。
最も被害が大きかった都市のひとつであるジェレミーの主要な病院では、CNNの取材班が現地に入った17日、84人が治療を待っていました。この施設は、地震以前に通常治療していた人数は1日あたり10人程度だったとしています。
ベッドは満床で、患者は床にも寝かされている状態でした。医者の1人はCNNに対し、より良い設備のある施設へ避難ができず、患者のうち少なくとも3分の1は身体の一部を失ったり命を落としたりするかもしれないと語りました。
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