気候変動により、自然災害が5倍に増加
9月 02, 2021 20:30 Asia/Tokyo
WMO世界気象機関が、過去50年間で世界の気候変動により発生した災害と自然災害の割合は5倍に増加したことを明らかにしました。
イルナー通信によりますと、WMOは2日木曜、過去半世紀で、気候変動による11,000件以上の事故と自然災害が報告され、200万人以上の死者が出たことを明らかにしています。
WMOの発表では、1970年から2019年までの自然災害による経済的被害に関する統計は3.640兆ドルと推定されています。
世界では過去50年間では平均してほぼ毎日、気候変動に関連する災害が見られたことになります。
また、同じ報告によると、平均して毎日115人が死亡しており、被害額は1日あたり2億200万ドルと推定されています。
さらに、自然災害関連の死亡の91%以上が開発途上国で発生している、としています。
この50年間の主要な死因の1つは旱魃や飢餓とされ、同期間で65万人がこの自然災害で亡くなっています。
WMOの統計ではまた、この期間中、57万7,000人以上が強風で亡くなり、また5万9,000人近くが洪水で、さらに5万6,000人近くが高温により命を落としているとされています。
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