IAEA事務局長、「米英豪の最近の安保協定の精査は非常に複雑になる」
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IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長
IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長が、「米英とオーストラリアの間で最近締結された新安保枠組み・AUKUSに対する精査は、非常に複雑なものになるだろう」と語りました。
ファールス通信によりますと、グロッシ事務局長はさらに「オーストラリアがアメリカから原子力潜水艦製造技術の提供を受けることを取り決めたAUKUSは、管理・制御が可能だ」と述べています。
米英およびオーストラリアの各国首脳は最近、インド太平洋地域全域における外交・軍事・安全保障面での協力協定に調印しました。この協定に基づき、オーストラリアに対しては、原潜製造に向けた支援がなされることになります。
一部のメディアやアナリストは、この協定成立の主だった、そして暗の目的を、東アジアや世界のそのほかの地域で日々増大化する中国の勢力への対抗・けん制だと見ており、この措置が中国やその同盟国の反発を引き起こす可能性があると分析しています。
オーストラリアは、「米英との間に調印した新たな協定により、フランスからの通常の潜水艦の注文・購入契約を破棄し、少なくとも8隻の原潜を、米英の技術支援により製造する見込みだ」と表明しました。
オーストラリアのこの措置にフランスは強い憤慨を示し、特にマクロン仏大統領は米英を日和見的で隙をうかがう狡猾な国、嘘つき国家だとして糾弾しました。
オーストラリアが310億ユーロ以上にのぼる仏製原潜12隻の購入契約を破棄したことで、フランスは数十億ドルもの損害をこうむることになりました。
フランスは米英豪のこの行動への対抗措置として、EUとオーストラリアの間のFTA自由貿易協定の阻止を示唆しています。
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