ブラジル南東部で、旱魃の中の相次ぐ砂嵐により6人死亡
10月 09, 2021 19:53 Asia/Tokyo
厳しい干ばつに見舞われているブラジル南東部で異例の強い砂嵐が相次ぎ、サンパウロ州では少なくとも6人が死亡しました。
フランス通信が8日金曜、地元メディアの報道として伝えたところによりますと、ブラジルのサンパウロ・ミナスジェライス両州では、最大瞬間風速27.7メートルの強風を伴う砂嵐が、9月末以降少なくとも3回発生しているということです。
地元メディアはまた、サンパウロ州では倒木や家屋の倒壊に巻き込まれるなどして6人が死亡したと報じました。
気象情報チャンネル「メットスル」の気象予報士エスタエル・シアス氏は、砂嵐の原因として「長引く雨不足と高温、低湿度」を挙げています。
また、「砂嵐は砂漠地帯で頻発し、高さ数千メートル、幅160キロに及び、数時間続く恐れもある」としました。
ブラジルは過去91年間で最悪の干ばつに見舞われており、特に同国中西部と南部の水力発電ダムの水位の著しい低下により電気料金が高騰しています。
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