米裁判所が、経済スパイ罪で中国情報機関職員に有罪判決
(last modified Sat, 06 Nov 2021 11:08:23 GMT )
11月 06, 2021 20:08 Asia/Tokyo
  • アメリカと中国の国旗
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米連邦裁判所が中国の情報機関職員に対し、経済スパイ罪による有罪判決を言い渡しました。

フランス通信が6日土曜、米司法省の発表として報じたところによりますと、米連邦裁判所は5日金曜、国家ぐるみとみられる経済スパイ活動で米仏の航空宇宙企業から技術を盗もうとした罪などに問われている、中国国家安全省の江蘇省対外情報局の職員・徐延軍被告に有罪判決を言い渡しています。

同被告は、経済スパイ行為を共謀・企図した2件の罪と企業秘密の窃盗に関する3件の罪により、オハイオ州シンシナティの裁判所から有罪判決を受けました。

米司法省は声明を発表し、中国の国益のために徐被告は世界のどの企業にも真似できないGEアビエーション独自のエンジン技術を盗もうとしたと非難するとともに、さまざまな偽名を使いながら「各社で働く専門家を特定し、中国への渡航を勧誘した」と指摘しました。

経済スパイに当たる行為については罪状1件に付き最長15年の禁錮刑と最高500万ドル(約5億7000万円)の罰金、その他の罪状についてはそれぞれ最長10年の禁錮刑が科される可能性があります。

この事件では、シンシナティに本社を置く世界有数の航空エンジンメーカー・GEアビエーションと、エンジン開発で同社と提携する仏航空宇宙大手サフランから技術を盗む目的で企図された5年がかりの計画に関与したとして、2018年10月に情報当局者2人を含む中国人11人が起訴されていました。

 

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