米ニューヨークで、ネズミ媒介のペストが新たな脅威に
11月 06, 2021 21:01 Asia/Tokyo
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ネズミ
米紙ニューヨークタイムズは、ニューヨーク全地区でこれまでになくネズミの数が増加しており、新型コロナウイルスに加えてネズミが媒介するペストの危険にも晒されていると報じました。
ニューヨークタイムズ紙は、ニューヨーク全地区でネズミの数の増加が見られ、医療・保健当局はその糞尿による病気の発生を警告していると伝えました。
続けて、先週水曜までに、ニューヨーク市内で2万1000匹のネズミが確認されたとし、これまでの統計では、2019年は1万5000匹、2014年は1万2000匹だったとしました。
また、ネズミの活動確認件数はニューヨーク市内で昨年の2倍になり、2006年からわずかに感染報告が続いていた人獣共通感染症のレプトスピラ症(Leptospirosis)も、これまでに15件確認されていると指摘しました。
そして、レプトスピラ症に感染すると、人体の肝臓や腎臓の機能に障害をもたらす可能性があり、その発生源はネズミの糞尿であると説明しました。
ニューヨーク市保健当局者はこの件について同紙に対し、新型コロナウイルスや人々の在宅時間増加のために家庭ごみが溜め込まれたことや、この分野における保健省予算の削減が原因となり、街の端々にごみが集まりネズミのえさになったと語っています。
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