米でアジア系に対する暴力が増加
12月 11, 2021 18:39 Asia/Tokyo
アメリカの警察は、同国でアジア系住民に対する人種的ヘイトによる犯罪が増えていることを明らかにしました。
米政治専門紙ザ・ヒルによりますと、ニューヨーク州警察は、同市内におけるアジア系に対する人種的ヘイトによる犯罪が361%増加したと発表しました。
PNAS・米国科学アカデミー紀要に最近掲載された米コロンビア大学とカリフォルニア大学の共同調査の結果によると、新型コロナウイルスの感染拡大によりアジア系やヒスパニック系住民への身体的暴力が増加していることがわかりました。
FBI・米連邦捜査局は以前、昨年に7759件のヘイト犯罪が報告されており、この数字は2019年と比べて6%増加し、7783件だった2008年以降最悪の数字となったと発表していました。
ここ数年、特にトランプ前政権下で、同氏の右派的・人種差別的価値観から、人種差別や人種的犯罪がアメリカ国内で増加しました。
トランプ氏は白人至上主義運動の最大支援者のひとりで、「黒人の命は大切」(Black Lives Matter/ブラック・ライブズ・マター)といった反人種差別運動を再三批判してきました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj