米でインフルエンザ流行の可能性 コロナとあわせ医療体制に懸念も
12月 19, 2021 20:48 Asia/Tokyo
米疾病予防対策センター(CDC)は、昨年はほぼ感染が見られなかったインフルエンザが、米国内で増えつつあると警告しました。
CNNによりますと、これはCDCのインフルエンザ対策チームを率いるマニシュ・パテル博士が米国の臨床医との間で最近開いた連絡会議で述べたものです。
同博士によると、過去18カ月間に米国内ではインフルエンザの活動がなく、世界的に見ても南半球や北半球で最小限の水準にとどまりました。
しかし今年は、12月の第1週時点でインフルエンザに感染した841人の入院が報告されています。これは前週の496人からさらに増えたものです。
CDCはインフルエンザに関する週次報告書で、現時点で発生の水準は総じて低い段階であるものの、医療機関からは検査での陽性診断の増加が報告されていると指摘しています。インフルエンザウイルスの検出は5〜24歳の若年層が大半ですが、25歳以上の成人の間での比率も最近の数週間、拡大しているということです。
CDCは、インフルエンザが本格的に流行すれば、新型コロナウイルスとあわせて医療態勢への負担がさらに増すとして警戒を強めています。
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