米上院議員が再度、国内での階層格差を批判(動画)
(last modified Sun, 16 Jan 2022 09:48:59 GMT )
1月 16, 2022 18:48 Asia/Tokyo
  • 米バーモント州選出のサンダース上院議員
    米バーモント州選出のサンダース上院議員

米バーモント州選出のサンダース上院議員が、国内での階層格差への批判を続ける中、「アメリカでは、貧困は死に等しい」と語りました。

イルナー通信によりますと、サンダース議員はツイッターで、「アメリカでは、富裕層の平均寿命は貧困層より15年長く、これでは貧困イコール死であるも同然だ」と述べています。

また、「我々は、億万長者の幹部クラスやそのロビイストの貪欲に立ち向かう勇気を持つべきだ。数百万もの人々がこうした階層格差の影響を受けており、自分の子供たちの食事を確保しようと奔走している。こうした中で、富裕層は以前よりもよい状況にある。これが、現在アメリカが直面している経済の現実だ」としました。

サンダース議員はこれ以前にも、「米国で2人の億万長者が、社会の下層階級の資産の40%以上を所有しているうちは、米国の醜いレベルの富の不平等の解消のために思い切った行動を取る必要がある」と語っています。

さらに、「アメリカの富裕層は、より多くの税金を納めるべきだ」と述べています。

サンダース議員は、2016年および2020年のアメリカ大統領選挙に出馬した経歴があります。

貧困、ホームレス、飢餓、そして医療費の支払いができないという点で数千万人のアメリカ人が壊滅的な状況にあることは、世界で最も先進的な資本主義国を自称する同国における、根本的な混乱の象徴だといえます。


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