米加州で、50歳以上のホームレスが増加
1月 18, 2022 20:02 Asia/Tokyo
米カリフォルニア州で、50歳以上のホームレスの数が憂慮すべき規模で増加しています。
IRIB通信によりますと、カリフォルニア州での家賃の上昇に伴い、50歳以上の市民のうち多くの人数が家を失い、路上生活を余儀なくされているということです。
カリフォルニア州のホームレスの数は、2020年と比較して20%増加しています。
この統計が発表された一方で、米国政府が昨年12月に、国内の数百万世帯に行っていた毎月のコロナ関連手当の支払いが打ち切られています。
IRSアメリカ内国歳入庁によりますと、同国では毎月約3,600万世帯、つまり約6,000万人の子供がこれらの手当てを受給していました。
米シンクタンクのCBPP予算・政策優先研究センターのデータでは、現在米国では約1,000万人の子供たちが、給付付き税額控除の現金支給がなくなったことで、貧困ライン以下に陥るリスクにさらされているということです。
貧困、ホームレス、飢餓、そして医療費の支払い不能という点で数千万人のアメリカ人が惨憺たる状況にあることは、世界最高の資本主義先進国を自称する同国が根幹から揺らいでいることの兆候と言えるものです。
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