タヒチ沖で世界最大級のサンゴ礁発見 状態は極めて良好
1月 22, 2022 20:34 Asia/Tokyo
ユネスコ・国連教育科学文化機関は20日木曜、南太平洋のフランス領タヒチ沖で世界最大級のサンゴ礁を発見したと発表しました。状態は極めて良好だということです。
AFP通信によりますと、このサンゴ礁は長さ約3キロ、幅最大65メートルで、昨年11月に発見されました。ユネスコは「世界最大級の健康な状態のサンゴ礁」だとしています。サンゴの群体は直径が最大2メートルで、バラの花びらのような形をしています。
発見された場所は水深30~60メートルと、海面近くに比べて水温が低い場所で、ユネスコはそうした場所で良好な状態のサンゴ礁が見つかるのは「極めて異例」としています。
これまでサンゴ礁のほとんどは水深25メートルまでの場所で見つかっており、ユネスコは、今回のような深海に生息するサンゴは地球温暖化の影響を受けにくい可能性があるとしています。
このサンゴ礁は今後数カ月かけて調査が継続されます。