米士官学校で性的犯罪が増加

アメリカの各士官学校で、性的犯罪の報告件数が増加しています。

米ワシントン・ポスト紙によりますと、同国国防総省のデータで、海軍兵学校（メリーランド州アナポリス）、陸軍士官学校（ニューヨーク州ウェストポイント）、空軍士官学校（コロラド州コロラドスプリングス）の学生らから、２０２０年から２０２１年にかけて１３１件の性的犯罪の報告が寄せられていることが分かりました。

一方でこの数字は、新型コロナウイルス対策として各士官校とも休暇が前倒しされたにもかかわらず、前年度に比べて８８件多くなっているということです。

この報道によれば、２０２０年から２０２１年にかけて各学校から報告の寄せられた性的犯罪件数は、新型コロナウイルスの流行前と比べて増加傾向にあるということです。

今回の報道は、米国防総省が性的犯罪やそれに関する犯罪への対応方法について厳しい監視・圧力を受けている中で報じられました。

国防総省のある高官は、軍士官学校内での性的犯罪の防止が依然として問題として残っていると認めています。

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