ウクライナ紛争が米経済におよぼす影響
2月 27, 2022 16:36 Asia/Tokyo
ロシア軍による対ウクライナ戦争は、この地域の小麦や採油種子の栽培を停止させる原因となり、その再開には非常に長い時間がかかると見られています。
ウクライナは、小麦およびとうもろこしの輸出において、世界第4位の国です。同国はまた、おもに調理油に利用されるひまわり種子の最大の輸出国でもあります。ロシアとウクライナはあわせると、世界の小麦輸出の29%、採油種子輸出の75%を賄っていることになります。
米ワシントンポスト紙は、「今日ロシアとウクライナが戦闘を繰り広げている地域は、小麦や一部の採油種子の最大生産地域のひとつである。そのためにこの戦争は、小麦やこれらの種子の輸出に多大な影響を及ぼすことになり、この分野が通常の状態にまで回復するには数年はかかるだろう」と伝えました。
米業界団体であるコンシューマー・ブランドアソシエーションのケイティ・デニス副代表は、「我々は以前より、燃料や様々な品物の価格上昇を目にしてきたが、この先も、小麦や穀類の価格上昇を予想しておかなければならない。商品や作物の需要は依然として高いにもかかわらず、それらのサプライチェーンが問題や混乱に陥っている。このような状況は懸念を増大させるだろう」と説明しました。
天然ガスは化学肥料に必要な原料でもありますが、ロシアは世界における天然ガスの主要供給国の一角を占めています。
さらにロシアは、世界の3大肥料輸出国にも入っています。戦争は、ロシアのガス輸出の混乱、ガス価格の高騰、肥料類生産の混乱とその価格の高騰などの結果にもつながるのです。
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