ウクライナ難民が120万人を突破、半数超がポーランドに避難
UNHCR国連難民高等弁務官事務所が、先月24日にロシア・ウクライナ紛争が始まって以降、ウクライナを離れた難民が今月3日時点で120万人を超えたことを明らかにしました。
ロシア・ウクライナ間の紛争の激化に伴い、EU国境に向かうウクライナ市民の避難・移民がさらに増加しています。
フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、ウクライナからの避難民が100万人を超えたことを指摘し、同国内のさらに数百万人を救うための支援を求めました。
国連は、ウクライナ紛争の勃発以来、同国から120万人が避難したとしています。
この報告によりますと、ウクライナ政府の管轄する領域には3700万人近くが暮らしており、これらの地域にはクリミア半島や同国東部のロシア系勢力が掌握する地域は含まれません。
ポーランドには今月2日までに、ウクライナから45万3000人が避難しています。
米CNNがUNHCRの発表として報じたところによりますと、他国に逃れたこれらの120万9976人のうち、半数以上はポーランドに流入しており、他の難民はハンガリーやスロバキア、ルーマニアを含む近隣国に避難したということです。
またUNHCRの発表では、最初の1週間で100万人あまりが国を脱出し、現在も多くの人が国内外を移動中で、国内避難民となっている家族も多いとされています。
IOM国連移住機関は国際社会に対し、1億9000万ドルの人道支援を要請していますが、反応はまだなされていないということです。
現在、ヨーロッパ国境にたどり着いた避難民らは、厳しい寒さの中、安全な避難場所や保健医療ケアのない厳しい状況に置かれています。
ウクライナ東部ドンバス地域当局が、協力合意文書に基づく軍事支援をロシアに要請したことを受け、ロシアは先月24日にドンバス地域での特殊軍事作戦を開始しました。
この数日、ロシアはウクライナ東部のロシア系住民への支援および、同地域のドネツク・ルガンスク両地域の独立の正式承認を理由に、アメリカとその同盟国から厳しい制裁を受けています。
ロシアはこれまでに何度も、ウクライナ側からロシアを脅かすことを許さない、と表明しています。

