米の男女賃金格差、コロナ禍で縮まらず
3月 22, 2022 07:11 Asia/Tokyo
米国内の男女間の賃金格差が、コロナ禍により縮まっていないことが調査により明らかになりました。
ブルームバーグによりますと、米調査会社ペイスケールが15日に公表した2022年版の報告書では、新型コロナウイルスの感染が続いたこの2年間、男性の賃金1ドルに対し女性は82セントとほぼ横ばいだったと記載されています。
米国では近年、男女間の賃金格差が縮小する傾向が続いてきましたが、コロナ禍により足止めを食らった形です。
また、有色人種の女性の間では格差はさらに広がり、先住民やヒスパニック系の女性は、白人の男性1ドルに対し、それぞれ71セント、78セントでした。
子供のいる女性や年齢が比較的高い女性の賃金格差も浮き彫りになり、子供のいる女性が男性1ドル当たり74セント、45歳以上の女性は73セントでした。