イギリスが、ロシアへのエネルギー依存削減を模索
(last modified Sun, 03 Apr 2022 10:39:43 GMT )
4月 03, 2022 19:39 Asia/Tokyo
  • イギリスが、ロシアへのエネルギー依存削減を模索
    イギリスが、ロシアへのエネルギー依存削減を模索

イギリスはロシアへのエネルギー依存を減らすため、国内に複数の原発を設置する意向です。

英ビジネス・エネルギー・産業戦略省のクワルテング大臣は、サンデー・テレグラフ紙に、「政府は国産エネルギー開発計画の一環として、少なくとも原発7基を新設することが可能だ」と述べました。

クワルテング氏は英国の今後数十年の計画について、「2050年までに国内に6~7基の原発を新設する」としました。

こうした中、英政府は原発を民間に委託する意向を固めました。イギリスの新たなエネルギー安全保障戦略は今月7日に公表されるとみられ、それによると2030年までに少なくとも大小2つの原発を建設する予定です。

大西洋周辺の国々も、今月からロシアからの天然ガス輸入を停止することを表明しています。

ラトビアのエネルギー企業コネクサス・バルチック・グリッド社は、同国のラジオ局の取材に、ロシアからの天然ガスは4月からリトアニア、エストニア、ラトビアには供給されないと述べています。

ロシアは、欧州の天然ガス需要の4割超、石油4分の1超、石炭およそ半分を供給しています。

ロシアによるウクライナ攻撃をうけて、欧州各国はロシアへのエネルギー依存を低減し、エネルギーの自給自足を模索しています。

 


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