仏大統領選の第一回投票結果に対する抗議が拡大
24日の決選投票実施を控えるフランス大統領選では、決選投票に進む候補が決まった第一回投票の結果に対する抗議が同国各地で起き、複数の高校にまで波及しました。
フランス大統領選挙は、今月10日に実施されましたが、有効投票数の半数以上を獲得した候補者がいなかったため、27.84%の票を獲得した現職のマクロン大統領と23.15%を獲得した極右のルペン候補の上位2人が、決選投票に臨むことになりました。
仏紙ル・フィガロによりますと、首都パリの複数の高校では19日火曜、この2候補に対する抗議デモが行われました。
抗議者らは、社会や気候変動関係の問題において公正さが保たれていないとして、両候補の政策を批判しました。
ある高校でのデモに参加した生徒らは、スローガンが書かれた横断幕を張り、両候補の選挙運動では気候変動や社会の問題にほとんど触れていないと非難しました。
EUで2番目の経済大国であるフランスで、今後5年間の元首を決める決選投票があと数日に迫る中、複数の世論調査では、中道の現マクロン大統領が極右のルペン候補をわずかにリードしているという結果が出ました。しかし、今回の決選投票は激戦になると予測されています。
フランス大統領選の第一回投票結果に対して起きた批判の波によって、ソルボンヌ大のような有名大学も一時占拠され、抗議者らが「マクロンにもルペンにもノーを」とスローガンを唱えました。
黄色いベスト運動や、反ファシスト団体、移民協会、多くの労働組合から抗議者が参加したこのようなデモでは、前述のようなスローガンが唱えられ、決選投票のボイコットも呼びかけられました。
フランスの治安部隊は、催涙ガス弾を発射して抗議者らの鎮圧に乗り出しています。
フランスの人々は、決選投票に進んだ2候補を、大統領になれるだけの良い人物とは考えておらず、抗議者らもそのように表明しています。

