世界市場で、OPECバスケット価格が上昇
May 09, 2022 17:53 Asia/Tokyo
OPEC石油輸出国機構の主要加盟国石油価格を加重平均したOPECバスケット価格が、2.21ドル上昇して113.40ドルになりました。
IRIB通信によりますと、欧州産の北海ブレント価格は1バレル113.40ドル、アメリカ産WTIは1バレル109.80ドルとなっています。
OPECバスケット価格は、今月5日の取引終了時点では前営業日から2.21ドル上昇し、113.40ドルに達しました。
一方、G7・先進7カ国首脳は8日日曜に共同声明を発表して、ロシアからの石油の輸入を段階的、もしくは即時に禁止し、ロシア産エネルギーへの依存から脱却していくとしました。
石油価格は今年に入ってより、WTIの先物価格が2月24日に2014年7月以来7年7ヶ月ぶりとなる1バレル100ドルを突破したほか、3月6日には国際的な原油の先物価格が一時、1バレル130ドルを超えて13年8か月ぶりの高値を記録するなどしています。
エネルギー供給不足が続くことが懸念される中、石油価格は依然として高い水準で推移しています。