OPEC事務局長、「対産油国制裁は、世界経済に影響を及ぼす」
(last modified Sun, 15 May 2022 10:42:02 GMT )
May 15, 2022 19:42 Asia/Tokyo
  • OPEC石油輸出国機構のバルキンド現事務局長
    OPEC石油輸出国機構のバルキンド現事務局長

OPEC石油輸出国機構のバルキンド現事務局長が、産油国に対する制裁は世界の経済活動に影響を与える、としました。

アメリカを含む西側諸国は、今年2月24日に始まったウクライナにおけるロシアの特殊軍事作戦への反応として、ロシアに対する大規模な経済制裁を行使しています。

しかし、西側はこうした制裁行使の一方で、特に石油・ガス分野を初めとする経済部門での対ロシア制裁の強化が、ヨーロッパの経済状況や、世界のエネルギー市場をこれまで以上に混乱させることを恐れています。

バルキンド事務局長は、中南米全体を対象とするスペイン語テレビ局・テレスールのインタビューで、制裁の影響の範囲は制裁対象国をはるかに越えるものであるとし、「今日我々は、ヨーロッパが天然ガス、鉱物資源、石炭、そしてパンの価格の高騰によるヨーロッパの憂慮すべき現状を目の当たりにしている」と述べました。

 


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