ロシアが米の武器供与を批判、「火に油を注ぐ」
(last modified Thu, 02 Jun 2022 09:11:20 GMT )
6月 02, 2022 18:11 Asia/Tokyo
  • 米国産のロケットシステム
    米国産のロケットシステム

 ロシア大統領府のペスコフ報道官が、米国によるウクライナへの武器供与について、「火に油を注ぐ」と批判しました。

米CNNによりますと、ペスコフ氏は1日水曜、定例の記者会見で、米国が意図的に火に油を注いでいると考えていると指摘しています。

またペスコフ氏は、そうした兵器の提供は、ウクライナ指導層の和平交渉再開の意欲を後押ししないとの見方を示しました。

さらに、ウクライナのゼレンスキー大統領が米国からロケットシステムを受け取った場合にこれらの兵器をロシア領土に対する攻撃に使用しないと発言したことについて、信じることはできないと述べています。

ウクライナ当局は長期間にわたって、米国に対し、より性能の良い中距離ロケットシステムの提供を要請しており、バイデン米大統領は先月31日、「より高度なロケットシステムと弾頭」を提供すると明らかにしていました。

ロシアが今年2月24日にウクライナでの特殊軍事作戦を開始して以来、NATO・北大西洋条約機構の加盟国や同機関の加盟国は、この軍事衝突への直接介入を控えているものの、ウクライナに燃料や武器を提供しています。

 


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