世銀予想;22年の原油価格は平均100ドル、ウクライナ戦争で前年比4割高
(last modified Wed, 08 Jun 2022 17:02:11 GMT )
6月 09, 2022 02:02 Asia/Tokyo
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世界銀行の予測によりますと、原油価格が過去2年間で40%強も上昇し、過去およそ50年間で最大の値上がり幅を示すとされています。

世界銀行は去る4月26日に公表した商品市場見通しで、国際原油価格の指標となるヨーロッパ産主要銘柄・北海ブレントの相場が2022年は平均で1バレル100ドルと、前年比42%上昇するとの予想を示しました。

これは、1973年のオイルショック後の2年間以来、原油の値上がり幅としては最大となっています。

2022年は全体的に、エネルギー価格が上昇していますが、中でも石油が天然ガスや石炭に比べて大きな値上がり幅を示しています。

世界銀行の専門家らは、2023年の原油価格は8%、また2024年は13%低下すると予測しています。

世銀はまた、2022年は原油が1バレル平均100ドルで取引され、ヨーロッパではガス価格が大幅に上昇し、2008年の経済危機のときより高額になる、と見ています。

さらに、世銀の専門家らは、原油価格は短期的には高止まりのままとなると予想しています。