アメリカ国務省によるイランでの人権侵害の主張(2)
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アメリカ政府は、毎年、世界各国の人権状況に関する報告を発表しています。しかし、この国でも人権侵害が行われており、それを見れば、アメリカでの人権の憂うべき状況が明らかになるのです。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
May 15, 2016 18:43 Asia/Tokyo
  • アメリカ国務省によるイランでの人権侵害の主張(2)

アメリカ政府は、毎年、世界各国の人権状況に関する報告を発表しています。しかし、この国でも人権侵害が行われており、それを見れば、アメリカでの人権の憂うべき状況が明らかになるのです。

さまざまな報告は、アメリカでの殺人、犯罪、少数派や原住民の権利の侵害が、懸念すべき割合で増加していることを示しています。ヨーロッパやアジアの秘密刑務所の設置、9.11後の移民や宗教・人種の少数派、イスラム教徒の権利に対する大規模な侵害、他国の内政に対する干渉、タリバンやアルカイダといったテロ組織への支援、独立した立場を取る国々への侵略とその人々の権利侵害のためのテロ組織の利用、これらが、アメリカ政府による人権侵害の例として挙げられます。

 

 

 

 

 

アメリカが、世界の人権に関する規定をどの程度守っているかを調べてみると、世界人権宣言が採択されてから60年、この国が、世界で人権の真の価値を高めることに全く注目せず、それどころか、常に、国内外でそれを侵害してきたことが分かります。

 

 

 

これについて、アメリカが人権擁護とテロとの戦いを名目に、世界に設置している刑務所の状況を例として挙げることができます。これらの刑務所で起こっている出来事は、人権擁護を主張するアメリカの政治家の面目を失わせるものとなっています。

 

 

 

大規模な報道規制によって、この問題に関するアメリカの犯罪は隠蔽されていますが、一部の独立機関が発表した報告は、アメリカの人権に反する行動を明らかにしています。これらの報告は、アメリカ国内の刑務所と、世界各地にあるアメリカの刑務所の状況は、収監者に対するアメリカの人道に反する行動や中世に行われていたような拷問の方法に注目すると、否定できない人権侵害にあたるとしています。“アフガニスタンのグアンタナモ”と呼ばれるバグラム刑務所は、アメリカ政府による人権侵害が何度となく明らかになっている恐ろしい場所のひとつです。

 

 

 

 

 

国際人権団体ヒューマンライツウォッチによる、アフガニスタンのバグラム刑務所でのアメリカの拷問に関する調査は、少なくとも600人のアメリカの兵士や民間人が、収監者の殺害や拷問に関与していたことを示しています。国際メディアの報告によれば、この数年間、アフガニスタンにあるアメリカの刑務所で、アフガン人の収監者に自白を強要するために、様々な拷問の手段が使用され、死者も出ているということです。一部の収監者は、肉体的、精神的に追い込まれて命を落としたり、自殺したりしました。実際、これらの収監者は、明確な理由を明かされないまま、テロとの無制限の戦いというアメリカの政策の犠牲になったのです。バグラム刑務所でアメリカ軍に拘束されたアフガン人の収監者は、アフガニスタンの司法機関で公正な裁判を受ける権利を持ちませんでした。

 

 

 

ニューヨークタイムズによれば、2002年、2人の収監者が死亡しました。一部の収監者は、非常に困難な状況に置かれました。こうした暴力により、アフガニスタン政府は、アメリカ政府に対し、この刑務所の管理をアフガニスタン政府に委ねるよう求めました。

 

 

 

アメリカ軍がアフガニスタンで行っていた人道に反する行動や恐ろしい拷問は、時がたつにつれ、彼らにとっての娯楽になりました。報道各社はこれについて、「友よ、よい一日を」というタイトルで、アフガニスタン戦争で殺害された人々に対するアメリカ兵の恥ずべき行動を報じました。このタイトルの言葉は、アフガニスタン駐留アメリカ軍が、アフガン人の犠牲者の遺体に放尿した後で互いに言い合った言葉だと言われています。インターネットで公開された映像は、アメリカ兵がこのような言葉を繰り返し、自分たちの道徳に反する行いを楽しんでいたことを示しています。

 

 

 

実際、アメリカ兵は、アフガン人死者を冒涜することで、日々を楽しんでいたと言えます。このような国際法や人道、道徳に反する行動は、いわゆる文明的なアメリカ人にとって、娯楽と見なされています。

 

 

 

この他の犯罪の例としては、アフガニスタンに駐留するカルバン・ギブズ2等軍曹が、アフガニスタンの民間人3人を殺害し、その指を切断して収集していた事件が挙げられます。また別のアメリカ兵も、アフガニスタンのカンダハール州で、手榴弾を使って子供たちを殺害したり、アフガン人の切断された指を集めたりしていたことを認めました。こうした犯罪に関する資料は、アメリカ兵がアフガン人の子供の殺害方法で競い合っていたことを示しています。ある兵士は、子供に声をかけ、5メートルほど離れたところで、その子に向かって手榴弾を投げました。また別の兵士は、子供に6発の銃弾を浴びせました。このゲームで勝者となったのは、銃弾によって子供を死に至らせた兵士でした。

 

 

 

 

 

アメリカは、昨年10月、恐ろしい犯罪の中で、アフガニスタン・クンドゥズ州の国境なき医師団の病院を爆撃しました。この攻撃では42名が死亡しました。アメリカ国防総省は、11月末、この攻撃は、誤って行われたものだとしましたが、国境なき医師団は、「過ちであっただけでなく、アメリカ軍による不注意と戦争に関する法規への違反から生じたものだ」とし、この攻撃に関する調査を求めました。しかし最終的にアメリカは、「この犯罪の関係者には内部で対応が取られるが、法的な処罰はない」としています。

 

 

 

アメリカがイラクとアフガニスタンの戦争、あるいはパキスタンでのテロとの戦いを口実に繰り返しているこのような出来事は、アフガニスタン駐留アメリカ軍の人権侵害や人道に反する行動の最初で最後の例ではありません。アメリカ軍は今後もこのような行動を繰り返すことでしょう。

 

 

 

 

 

アブーゴライブでも、アメリカ軍は恐ろしい犯罪を行っています。アブーゴライブ刑務所でのアメリカ軍の犯罪と人権侵害は、世界の多くのメディアで伝えられています。ある映像では、アメリカ兵がイラク人収監者の遺体の山に立ち、口にタバコをくわえて微笑んでいます。また別の映像では、イラク人の女性が、看守の前に裸で立たされて拷問を受けています。

 

 

 

こうした中、収監者に自白を強要するための拷問方法が明らかになりました。収監者を地面に寝そべらせ、その上をアメリカ兵がブーツをはいたまま飛び跳ねる、男女の収監者を裸にして写真を撮る、収監者をいくつかのグループに分け、道徳に反する行いを強要する、互いに対して不利な自白を行わせる、裸の収監者を積み重ねる、犬の首輪を首につけて地面を引きずり、犬のまねをさせる、これらが、アメリカ兵がイラク人収監者に自白を強要する際に用いた方法でした。

 

 

 

20141128日、アメリカの人権侵害に関する新たな文書が発表されました。この中では、国連人権理事会の拷問対策委員会が、国際的な権利への侵害について、アメリカ兵による人権侵害を強く批判し、懸念を表明しました。この報告では、アメリカのテロリストに対する行動、国外でのアメリカ治安機関の行動、アメリカ国外の刑務所での拷問、CIAやFBIの要員による尋問方法、独房での拘束、アメリカの警察による必要以上の暴力や武力の行使、アメリカ軍内部の性的暴行や暴力などが批判されています。

 

 

 

アメリカの人権侵害は、収監者に対するものだけに限られず、多くの民間人に対しても行われています。この問題については、次回のこの時間にお話しすることにいたしましょう。