2月 14, 2024 20:18 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回は、イランの著名な詩人ハーフェズの詩文から取られたことわざをご紹介しましょう。

ハーフェズは、「偉人の居場所に寄りかかって大言壮語することはできない、偉人となる手段をすべて用意しないうちは」です。

ペルシャ語での読み方は、Tekiye bar jaa-ye bozorgaan natavaan zad be gazaaf,magar asbaab-e bozorgii hame aamaade koniiとなります。

これはまさに読んで字のごとく、しかるべき努力や尽力、またそれによる成果・実績なくして大口をたたいたり、偉人となることはできないことを意味しています。

日本語でも、「虎の威を借る狐」などと言われ ますが、まさに中身を伴わずに虚勢をはり大言壮語しても、それは空ろに響くだけ、嘲笑の的になるだけではないしょうか。大言壮語するだけでは人はついて来ませんし、その本人がいずれ破綻することになります。

名実ともに社会で認められるよう修練や努力を重ね、実力をつけて実績をあげ、言葉で何も説明しなくとも、自然と人から敬愛されるような人間になりたいものですね。それではまた。

 


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