3月 09, 2019 20:15 Asia/Tokyo
  • 神の清算
    神の清算

Q:「神は清算に迅速なお方である」とは、どのような意味で使われるのでしょうか?

A: クルアーン第40章(ガーフィル章)17節に次のようにあります。

 

الْیَوْمَ تُجْزَى کُلُّ نَفْسٍ بِمَا کَسَبَتْ لَا ظُلْمَ الْیَوْمَ إِنَّ اللَّهَ سَرِیعُ الْحِسَابِ (17)

 

その日、各人は行ったことによって報いられる。不正のない日である。本当にアッラーは清算に迅速であられる。(40:17)

 

かれ(アッラー)はしもべたちの清算について迅速に審理されます。

裁判所の裁判官は、一つの調書を審理し真実を突き止め判決を言い渡すまでに、様々な証拠(書類など)を閲覧したり多くの証人喚問をおこなわなければなりません。また被告人との質疑応答の為に度重なる審議の場を持たねばなりません。

しかし“しもべたちの行い“に関する審理において、神がこのような数々の措置を必要とされるでしょうか?

神にとって明かされる必要のある何が覆い隠されているというのでしょう?

神はすべてを御存知であられるお方なのです。このため、かれは大変速やかにしもべたちの清算を行われます。

ビハール ル・アンワールの7巻254頁にあるハディース(伝承)にはこのようにあります。

「神は瞬時に、全ての被創造物の清算について審理される。」

実際に、かれはかれのしもべたちの行いの清算のために時間を必要とはされません。

最後の審判における様々な審理段階が存在する理由は、神が人々の清算に関して何かしらの情報不足がある為ではありません。そうではなくて、最後の審判におけるこれらの段階や長きに及ぶ停滞は、罪人にとってはそれ自体が一種の罰となるのです。

 

出典: http://ja.abna24.com

 

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