9月 04, 2021 04:00 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回ご紹介するのは、「暗い夜の終わりは明るい朝」です。

ペルシャ語での読み方は、Paayaan-e shab-e siyaah sepiid astとなります。

このことわざは、イランの詩人ネザーミーの詩に出てくる、「絶望の中に希望あり」という句に続いて対句を形成しています。

英語でも、「最も暗いのは夜明け前」といわれますが、このことわざは何かよいことが起こる前に最も大変な段階を経なければならない、また困難な段階を潜り抜けた後には素晴らしいことが待っていることを意味しています。

確かに現在、世界は新型コロナウイルスが猛威をふるい、収束にはまだまだ時間がかかりそうな気配ですが、一方で経済評論家など一部の有識者の間では、現在は過渡期であって、コロナ期以降はそれまでとまったく違った世界になる、との見方もなされています。

かつて中世ヨーロッパでペストが流行した後に、文芸復興時代のルネサンスを迎えたという歴史的な事実もあります。コロナ後を見据えて、その後に素晴らしい時代が来ることを信じて、希望を失わないようにしたいものですね。それではまた。

 

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