9月 01, 2019 13:14
前回は、パールス人たちが初めて、アケメネス朝という史上初の、そして最大のイランの王朝を築き、イラン高原に存在していたあらゆる文明を統一したことについてお話しました。彼らは「王の道」と呼ばれる道を敷設することで、様々な人々が物質的・精神的な交流を行なう機会を初めて整えたのです。王の道は、イラン南西部のシューシュから始まり、チグリス・ユーフラテス川を通過したあと、小アジア・トルコ南西部のエフェソスまで続き、その全長は2680キロメートルにも及びました。この道は軍事、情報、治安維持のためだけでなく、通商や文化交流などにも使われ、初めて様々な文明の人々の関係を世界レベルで築いたのです。