中国当局、「米は核合意復帰に関するイランの正当な懸念に回答すべき」
8月 11, 2022 16:37 Asia/Tokyo
中国外務省の汪 文斌報道官が、「アメリカは、自ら核合意から違法に離脱した側として、一刻も早く政治的な決断を下すとともに、イランの正当な懸念に対応すべきだ」と語りました。
これに関して、汪 文斌報道官はフランス通信のインタビューで、アメリカの核合意復活に関する協議について、「アメリカは、イランの核問題について危機を引き起こした国として、事態がどこに向かっているのかを明確に理解すべきであり、早期に政治的決定を下し、またイランの正当な懸念に積極的に対応し、交渉をできるだけ早くまとめ結論に結びつける必要がある」と述べています。
また、「中国は今後の交渉に積極的に参加し、核合意を本来の道筋に乗せるよう寄与するだろう」としました。
抑圧的で違法な対イラン制裁の解除を中心とした交渉の新ラウンドは、今月4日から8日までオーストリア・ウィーンで開催されました。
ウィーン協議に参加している国のほとんどは、違法な対イラン制裁の解除に焦点を当てており、交渉のより迅速な結論到達を望んでいます。
しかし、最終的な合意に達するには、残りのいくつかの重要な問題に関しては、米国の政治的決定を待っている状態にあります。